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- カテゴリ:ジャニーズ
木村拓哉の独立騒動以来、ジャニーズタレントの年収についてはずいぶん改善されたようだ。少なくとも、ジャニーズタレントが年収に不満で事務所をやめる、という話はなくなった。
かつては、シブがき隊の「1千万円闘争」で知られるように、ジャニーズタレントが年収については搾取がひどいといわれていた。
しかし、こちらも“たかがジャニタレ”の厳しい眼があり、自分のポジションを確立するには実力が裏付けられた話題作りも必要である。
昨年の2月24日(『日刊ゲンダイ』)、25日(『東京スポーツ』)に、二大夕刊紙がジャニーズタレントのキャスター就任を取り沙汰した。
記事では、ここのところジャニーズタレントのキャスター進出が目立つことを指摘している。しかも、比較的年収の高いジャニーズタレントが進出しているのだ。
つまり、ジャニーズタレントの年収と、昨今のキャスター進出には関連性があるということである。
ミュージカルスターを志向するジャニーズ事務所にキャスターは一見縁遠いように見えるが、同事務所はもともとこの分野へのシフトには熱心であった。
95年に中居正広が『サンデージャングル』(テレビ朝日系)というニュース番組に、ブロ野球コーナーの進行役で登場したのが本格的なものでは初めてではないか。
本人がある時期「スポーツキャスター」を目指していたため、その仕事を強く希望したという(あおきひろし『ボクの夢はキミたちが描く夢』メタモル出版)。以下は同書に書かれているジャニー喜多川の告白である。
「彼は局のプロデューサーたちに向かって、
『野球評論家とか、そういう専門家の目ではなく、僕らアマチュアの目でプロ野球をいろんな角度から見て、それに対する疑問をぶつけていきたい』
こんな趣旨のことを熱弁したんだ」
これによって、中居正広は野球をきっかけにサッカーやオリンピックなどにも関わるようになった。
中居正広の場合にははじめから「僕は素人です。その競技が好きな素人として本職の人たちとは違う視点から意見を言わせてもらいます」というスタンスだったわけだ。
だが、ジャニーズタレントの進出には賛否両論があった。「本職の人たちとは違う視点」のメリットよりもデメリットの方が強調されたのだ。
スポーツ番組のバラエティ化、解説の「大衆化(要するに低レベル化)」などが問題視されることがしばしばあった。このままでは、番組だけでなくジャニーズタレント自体が見向きもされなくなってしまう。
そこで昨今のジャニーズタレントのキャスター化は、中居正広とは若干傾向が変わってきたのではないだろうか。その新しい潮流の象徴的存在が亀梨和也である。
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